歯科医師紹介

docter 院長 Masakatsu Watanabe

ごあいさつ

このたびは、渡邉歯科医院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。当院院長の渡邉昌克と申します。

私どもは歯内療法(根管治療)を専門とする診療所として、地域の歯科医療機関の先生方と密接に連携しながら、専門的かつ高精度な根管治療を提供しております。日々の臨床においては、常に患者様一人ひとりの病態に応じた診断と処置を行うことに注力し、治療の一貫性と安全性を重視した診療体制を整えております。

歯内療法は、歯髄炎や根尖性歯周炎に対してアプローチする高度な治療分野であり、その成功には的確な手技と診断力が求められます。感染源の除去、根管の形成・洗浄・充填、そして再感染の予防に至るまで、各ステップにおいて妥協なき処置が求められ、特に再治療や難治性症例では、治療結果に大きな差が出る領域でもあります。

当院では、無菌的環境下での処置は当然として、歯科用マイクロスコープを活用し、肉眼では見落としやすい根管の細部や破折線、異常解剖なども正確に把握したうえで治療を行っております。また、歯科用CBCTを併用することで、三次元的な病変の把握や複雑な解剖構造の解析が可能となり、診断の客観性と治療計画の精度を飛躍的に高めております。

治療技術と設備をいかに充実させても、それを活かすには柔軟な臨床判断と、患者様の背景に寄り添ったアプローチが不可欠です。私自身、大学卒業後に一般歯科診療を経て、歯内療法の専門性に惹かれ本格的に研究と臨床に取り組んできました。国内外の学会や勉強会に継続的に参加しながら、根管治療における最新の動向や技術革新を取り入れつつ、日々の診療に反映しております。

一方で、当院が特に大切にしているのが、患者様との信頼関係の構築と紹介元の先生方との円滑な情報共有です。

初診時には、現在の症状、既往歴、治療に対するご不安などを丁寧にお聞きし、専門的な内容であっても可能な限りわかりやすい説明を行い、治療内容・期間・予後の見通しについて十分な情報提供を行います。治療方針の決定にあたっては、常に患者様の理解と納得を第一に考えております。

また、ご紹介いただいた先生方のご方針を尊重し、術後には詳細な報告書を迅速にお返しいたします。報告書には、診断名、処置内容、使用した器材や薬剤、今後の経過観察のポイントなどを明記し、必要に応じて画像資料も添付しております。紹介元と当院との間において、患者様の治療経過が中断することなくスムーズに引き継がれるよう、常に配慮を怠りません。

歯内療法の現場では、単に「治療を行う」こと以上に、全体治療計画の中で根管処置が果たすべき役割を適切に見極めることが重要であると考えております。補綴処置や矯正、歯周治療との調和を図りながら、患者様にとって最適な治療結果を引き出す――それが私たちの責任であり、紹介元の先生方との連携によって初めて実現できるものだと信じております。

近年では、インプラントや再生療法などの選択肢が増える中で、根管治療の役割もより高度化・専門化しております。だからこそ、各分野の専門医が相互に連携し、患者様にとってより良い医療体験を提供する必要があります。私たちはその中で、歯内療法という領域から貢献できるよう、技術と誠意をもって取り組んでおります。

ご紹介いただく先生方の信頼に応えられるよう、今後も研鑽を続けてまいります。何かお困りの症例や、根管治療に関するご相談がございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。ご紹介の有無を問わず、可能な限り対応させていただきます。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

渡邉歯科医院 院長
渡邉 昌克

所属学会・団体/資格

  • 大阪大学大学院歯学研究科 歯科保存学講座 招聘教員
  • 日本歯科保存学会 認定医
  • 日本歯内療法学会 専門医 代議員
  • 歯科医師臨床研修指導医
  • Penn Endo Study Club in Japan 認定医

経歴

  • 2013年 朝日大学歯学部歯学科 卒業
  • 2014年 朝日大学歯学部付属病院 臨床研修修了
  • 2014年 西田歯科・矯正歯科 常勤歯科医師
  • 2016年 大阪大学大学院歯学研究科 歯科保存学講座 研究生
  • 2021年 大阪大学大学院歯学研究科博士課程修了
  • 2021年 大阪大学歯学部附属病院 医員
  • 2023年 大阪大学大学院歯学研究科 歯科保存学講座・特任研究員
  • 2025年 大阪大学大学院歯学研究科 歯科保存学講座・招聘教員
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