根管治療Q&A

根管治療の疑問にお答えします

ここでは多くの患者様が抱く根管治療への素朴な疑問にお答えします。Q&Aでも解消できない疑問があれば、いつでもお気軽に渡邉歯科医院までご相談ください。

Q.根管治療の期間はどれくらいですか?

A.まずカウンセリングに来院していただき、その後2回の通院で治療は終了します。その後、経過観察を行い、治癒しない場合は外科処置となります。外科処置は1回、糸取り1回の合計2回ご来院いただきます。治療終了後も、経過観察のためにご来院いただく必要があります。

Q.根管治療の処置中は痛みを感じますか?

A.根管治療では、事前に局所麻酔を施すため、強い痛みを感じることはほとんどありません。しかしながら重症度の高い症例や刺激に敏感な患者様の場合は、根管への処置中に鋭い痛みを感じる可能性がゼロではありません。

Q.麻酔をせずに根管治療を行うことはできますか?

A.根管治療を行う際は、少なからず痛みを伴うため、当院では必ず麻酔を行います。麻酔を希望されない場合は、カウンセリング時にご相談ください。

Q.根管治療の1回の処置時間はどれくらいですか?

A.当院での根管治療は、120分の時間枠を設けて行います。

Q.根管治療でラバーダムを使う理由はなんですか?

A.ラバーダムをしないと、患者様の唾液等が根管内に侵入してしまうからです。そのため歯内療法の先進国であるアメリカでは、根管治療を行う際のラバーダムによる防湿が義務付けられています。

Q.根管治療が成功する確率はどれくらいですか?

A.根管治療の成功率は40〜90%と幅広く、歯の状態によって異なります。患者様の歯における成功率については、カウンセリング時の検査後にご説明いたします。

Q.根管治療後の歯の痛みは失敗を意味しますか?

A.根管治療では、歯や周りの組織に相応の負担をかけるため、治療から2~3日程度は痛みや違和感が生じやすくなっています。治療から1週間くらい経過しても痛みが軽くならず、長引くような場合は何らかの異常が疑われるため、まずは主治医にご相談ください。いずれにしても根管治療後に痛みがあるからといって、必ずしも失敗したということにはなりません。

Q.歯根にひびが入っていて歯の保存が難しい場合でも治療できますか?

A.歯根にひびが入っている歯は、原則として抜歯となります。ただし、ひびの長さによっては残せる場合もありますので、まずはご相談ください。

Q.根管治療した歯はどのくらい長持ちしますか?

A.根管治療は根の先の病気を治すための処置であり、歯の寿命を延ばす処置ではないため、一概には言えません。根管治療した歯でもその後のケアが良かったり、もともとの歯の状態がそれほど悪くなかったりする場合は、その他の永久歯と同じくらい長持ちさせることも可能です。一方、根管治療後のケアやメインテナンスが不十分だと、短期間で再感染を起こして、抜歯を余儀なくされます。

Q.マイクロエンドなら歯の寿命を延ばせますか?

A.マイクロスコープを使用した根管治療は、従来法と比較してより精密に処置を行えるため、成功率の向上に寄与している可能性があります。ただし、前述の通り根管治療は根の先の病気を治す処置であり、歯の寿命を延ばす処置ではありません。

Q.なぜすべての歯科医院がマイクロスコープを使わないのですか?

A.マイクロスコープの使用には、高度な知識・技術と豊富な経験が求められ、さらに導入には高額な投資も必要です。そのため、日本ではまだ普及率が高くないのが現状です。

Q.根管治療しても結局、抜歯になることはありますか?

A.あります。それはマイクロスコープや歯科用顕微鏡、MTAセメントなどを活用した精密根管治療も例外ではありません。根管治療の成功率を100%にするのは不可能なので、必ず失敗するリスクをはらんでいます。結果的には抜歯をして、ブリッジや入れ歯、インプラントなどで補綴することになります。精密根管治療はあくまで失敗するリスクを限界まで減らす方法であり、抜歯を必ず回避できるというものではないのです。

Q.根管治療が終わった後も歯科治療が必要ですか?

A.補綴治療が必要になります。根管治療が終わった時点では、まだ歯の頭の部分が欠損したままです。それを補うために土台を造り、被せ物を装着します。

0797-78-6306 ご紹介はこちら 患者様はこちら